第八話・ドライバーの費用負担・2021年・1月
ドライバーの費用負担
こりゃ、第八話、ばい。
今回はちょっと細かい話、費用負担。
各種費用の負担内容はタクシー会社によって千差万別です。
全部会社負担、一部会社負担、全部ドライバー負担、など
各種手数料の種類
カード決済手数料
タクシーチケット手数料
障害者割引
などなど・・・
将来的にはアプリ決済手数料もここに入ります。
誰が負担するのか?
この各種手数料を、会社 or ドライバーのどちらかが負担する訳ですが、
累積すると結構大きな金額になります。
ちょっとぐらい良いんちゃうん、と思うのは危険。
これらをドライバーに負担させるタクシー会社は、至る所で金を出し渋るのに、乗務員から金を巻き上げるのは一生懸命やる会社です。
例えば、アルコールチェックで使う使い捨てストローでさえ乗務員から1回10円を徴収するタクシー会社 ♡ もあります。
もう、セコいを通り越して、気持ち悪いです。
各種手数料をドライバー負担にしている会社とそうで無い会社は面接の際には必ず確認しておいた方が良いでしょう。
それと、現在、DiDi など配車アプリの迎車料金を徴収してないタクシー会社は、将来的に発生するアプリの利用手数料をドライバーから徴収せざるを得なくなります。
迎車料金は取らずにアプリ利用手数料はタクシー会社の負担なんて、そんな事が出来んぐらい誰でも想像つくでしょう。
それでも、迎車料金を貰わないのを自慢してるタクシー会社に面接に行く?
車両利用料
あまり知られていませんが、カムリやクラウンなどの高級タクシー車両に乗るのにドライバーから利用料を徴収するタクシー会社があります。
最近聞いた大手タクシー会社の例では、
1日あたり1600円を徴収してる大手タクシー会社がありました。
その会社は隔日勤務なので、最大で月13乗務です。
って事は、月に、20,800円を徴収。
年間では、249,600円という大卒初任給を超える金額になります。
こりゃ軽く流せなにゃい、どえりゃー金額になりますね。
会社側からしてみたら、10台で、年間 約250万。
超スゲェーー。
けど、冷静に考えてみぃ、とんでもない話やねんで。
高級タクシー車両ってのはタクシー会社の顧客獲得やブランド化やイメージアップに繋がるもの。
高級タクシー車両を街中で見かけた人がそのタクシー会社に面接に来たりと良い宣伝になってる筈です。
直接的にも間接的にも会社の利益になってる高級車両の購入費用や維持費の一部をドライバーの給料から差し引いて負担させてる訳ですね。
マジで、とんでもない話です。
もちろん高級車両でも、
そんな利用料など徴収せずに乗らせて貰えるタクシー会社のほうが多いんですよ。
高級車両利用料を払いたく無けければ、面接で確認して下さい。
ちなみに、高級タクシー車両に乗れば売り上げが増える訳ではありませんよ。
あくまで、見栄と自己満足。
このように、各種手数料の扱いひとつとっても経営者が乗務員をどの様に考えてるかが判りますね。
乗務員から金を巻き上げる事に一生懸命なタクシー会社に貢ぐ為に働く理由って何なんですかね?
ナンボ考えても、理解できないです。
KAZ
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