第ニ話・二種免許の2年縛り・2021年・1月
2年縛り
はい、第ニ話ね。
今回は、二種免許取得費用の2年縛りについて。
殆どのタクシー会社では、
二十数万円の二種免許取得費用を負担してくれる。
その多くは無条件の費用負担では無く、
タクシー会社が決めた就業期間を満たした場合に初めて全額負担となる。
常識的に考えたら、当たり前やね。
期間は、2年に設定しているタクシー会社が多い。
これが、俗に言う、2年縛り。
中には、1年縛りや、縛り無し、など、条件を緩和しているタクシー会社もあるが、かなり稀なので今回は2年縛りに限定して解説する。
一見、一律の2年縛りと思いがちやけど、違いますよー。
一般的にタクシー会社は以下の内容を面接で話さない。
何故なら、都合が悪いから。
その都合の悪い事を、今から教えます。
◆ 一括償却 → 一般的な二種免許の2年縛り
きっちり2年経過して初めて会社の全額負担が成立する。
例え1日でも規定日数を満たさない場合は全額を請求される。
微妙な時期に退社する場合はよく確認しておかないと二十数万円を払わされる。
◆ 月償却 → 親切な二種免許の2年縛り
二十数万円を24等分して毎月ごとに返還義務金額が減っていく。
中途半端な時期に退社しても残り月数期間分だけ請求される。
縛りはするけど働いた分は返さなくて良いからねって事。
◆ 年償却 → 中途半端な二種免許の2年縛り
二十数万円を2等分して返済義務が無くなる。
強欲なんだか親切なんだかよくわからない。
以上を踏まえて、
2年の縛り方でタクシー会社の特徴を考えてみる。
一括償却のタクシー会社は、縛りが強く強欲。
月償却のタクシー会社は、縛りが弱くて親切。
年償却のタクシー会社は、とにかく中途半端。
それがそんなに大事なん、てか?
確かに、
2年間、辞めんかったらどうでも良い話やけどな。
2年間も、我慢できんタクシー会社もあるがな、、
タクシー会社に就職してから、
あー、この会社、失敗やわ、、と感づいた場合に、
この2年縛りがネックになって、辞めるに辞めれない。
まぁ、それが狙いで、ググッと縛ってるんやけどね。
これは、そんなに珍しい事では無いので、
面接を受ける時は2年縛りの詳細を必ず確認しましょう。
って事が、言いたかったんや!
んっ、前フリ長過ぎ?
ではでは、
うわぁー、このタクシー会社、失敗やったわぁーー!
と、気付いたのに、縛りで身動きが取れない貴方へ、、
もし、新たに良いタクシー会社を見つけたら、
そのタクシー会社に相談してみましょう。
以外に、その縛り返却費用の全額とか半額を負担してくれる場合があるよ。
ただし、今は、
コロナでどこも苦しいから難しいかも知れんけど、、
どうせダメ元や、相談してみよぉーー!
これで、よく判ったかな?
2年縛りの縛り方ひとつ見ても、タクシー会社の乗務員に対する考え方の違いが良く判るやろ。
人を、モノ扱いしてるタクシー会社。
人を、人として大切にしてるタクシー会社。
とにかく、中途半端な、タクシー会社。
あーあ、とうとう言うてもた、、、
いやいや、まだまだ、、、
タクシー会社選びの指針を書いていくよぉーー!
KAZ
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