見学・50代半ば・たっちゃんの友達が会社見学に来ました。・・・2021年6月8日・火曜日
久しぶりに、たっちゃんから電話があった。
、、KAZさん、友人の事で相談に乗って欲しいです。
、、タクシードライバーなろうと思ってるみたいなんです。
たっちゃんの友人は、
高い地位に着き、それに見合う高所得者でもあった。
順風満帆に思えた人生、、
ところが、悪夢はゆっくりと忍び寄ってきた。
その業界にはありがちな流れで止む無く離職。
同業他社への再就職が難しい50代半ばの失業。
かといって他業種への転職は、
大幅な収入ダウンを避けられない。
これから間違い無く始まるであろう地獄の毎日が頭を過ぎる。
ヤル気と気合いでは乗り切れない現実。
再就職先を模索するうちに、
タクシードライバーという選択肢を考えた。
当然のように大手タクシー会社の求人が目に入る。
、、この探し方でええんやろうか?
、、タクシー会社の選び方がワカラン、
、、たしか、たっちゃんがタクシーやってるよなぁ、
、、ちょっと話を聞いて貰おう。
50代半ばから他業種への転職で失敗したら、もう後が無い、、
大手タクシー会社に入れば安心、、
その幻想に捕らわれた多くの素人が破滅へと向かう。
大手が安心などと言う一般常識はタクシー業界では通用しない。
たっちゃんは、彼の質問に答えた。
、、タクシーで稼ぎたいんやったらウチの会社に来たほうが良いと思う。
、、俺が稼ぎ方を教えて貰った人に会わせてあげようか。
運に見放されたかのように思われたけど、
神様は、彼を見放してはいなかった。
コロナ禍にタクシードライバーを目指し、
大手タクシー会社の幻想を信じて、
更なる地獄へと堕ちる人が後を絶たない中で、
彼は、俺に辿り着いた。
求人を出していない、
空き車両が殆ど無い、
知名度も無い中小タクシー会社。
KAZブログの読者で無い彼は、
俺の元に辿り着いた幸運を、まだ判ってない。
今回は、不安に感じる事もある。
彼は俺のブログを読み込んだ人では無い。
今日、初めて会った人、、
彼は、KAZというアイコンさえも知らない。
そんな人が、俺の厳しい指導に耐えられるのか、、
信頼関係が無い状態からスタートして大丈夫なんか、、
多分、たっちゃんの協力が無ければ、難しいやろな。
今日はじめて会うた只のタクシードライバーを、
そう簡単に信用できるもんでは無いもんな。