側乗研修 2日目
朝7時出勤
◆ 電車の時間の都合で、出勤は、朝7時になる。
側乗のベテラン乗務員さんに計器の使い方の説明を受けて、一緒に、出動・・。
まずは・・・
側乗のベテラン乗務員さんが運転して、お手本を見せてくれる。
ところが、肝心な時間帯に・・
1時間30分程、誰も客を乗せれず・・・厳しいスタート。
その後、側乗のベテラン乗務員さんが3組を乗せたところで、運転を俺に交代した。
厳しい洗礼
◆ 一発目のお客さんで厳しい洗礼を受けた・・。
一番左の車線でおったのに、見つけるのが遅れて、一つ右車線におったタクシーに前に割り込まれて横取りされた。
初心者のアクセルを踏み込めない気弱さで競り負けた。
客を見つけるのが遅れた事が第一の敗因。
第二は、右後方のタクシーの動きを見切れんかった俺が悪い・・。
日勤の流し営業でアクセルを踏みこまれへんヤツは、絶対に競り負ける。
この屈辱的な出来事が、俺の闘争心に火をつけた。
もう、絶対に
◆ 2つ前の信号を見るように言われた。
前後のタクシーの動きを見切るようにも指導された。
あの客を見落として横取りされたら、タクシー運転者としてやっていかれへんで・・・って・・云われた。
言い返す言葉が・・・無い・・。
俺の前に出ようとするタクシーをブロックするように走行した。
2回もブロックしたら向こうが逃げて行く。
皆おなじ・・誰も無駄な争いはしたくない。
この後すぐに1回目のお客さんを乗せた。
お客さんを乗せた瞬間に今いてる場所の地図が、頭の中で真っ白になる。
どっちに向いて進んでええのか分かれへん・・。
側乗のベテラン乗務員さんが絶妙なフォローをしてくれる。
初めて・・7組
◆ この後、約5時間で7組を乗せた。
売り上げは、ここに書かれへんぐらいショボイから書かへん。
道は全くわからんから、全部、側乗のベテラン乗務員さんに案内して貰った。
今日は始めてやから、お客さんを7組もゲットできた事が、良かった。
明日は日曜日やけど、同じ人に側乗して貰う。
無事故であれば全て良しと考えながら挑みたい。