夜勤と隔勤

第四話・夜勤と隔勤・2021年・1月

KAZ
「 ・・・。 」

夜勤と隔勤

ういっす、第四話ですぜ。

とうとう禁断のテーマ、夜勤と隔勤やね。

大手タクシー会社の経営陣が一番触れて欲しくないトコ。

これ書くと大手タクシー会社からクレームが殺到するやろなぁー。

それでも、これが、

タクシー会社を選ぶ時の、最重要ポイントや!

これからタクシードライバーを目指す人に失敗して欲しく無いから遠慮なく、ドカドカっと書きます。

隔勤とは、

大手タクシー会社の多くは隔日勤務という勤務シフトになってる。

簡単に言うと、1回の乗務で2日分を働いて1日休んで翌日また乗務する訳やね。

一回の乗務は、およそ21時間ぐらいが多いかな。

およそ21時間の乗務中に、3時間以上の休暇が義務付けられてるから正直に守れば、実労働は最大で18時間となる。

その21時間を、月に、12乗務から13乗務するのが一般的。

この隔日勤務という働き方は、

一台のタクシーを2名で使わせる事で車両の維持費を安くして儲けたいという、タクシー会社の実に身勝手な都合で生まれた。

タクシー1台の維持費とは、車両購入費、整備費、保険代、車検代、土地代など、結構な大きな金額がかかるんやね。

1台のタクシーを2人で使わせると維持費が半分になるから利益率がグゥーんとアップするんや。

んっ、意味わからんてか?

今日は最重要テーマやから、より丁寧にいくでぇー。

車両維持費はタクシー乗務員の売り上げから捻出されてるんや。

1台のタクシーを1人で使わせるとすると、そのドライバー1人の売り上げから車両維持費を捻出せなアカン訳やけど、、

1台のタクシーを2人で使わせると、2人の売り上げから車両維持費を捻出できる。

もっともっと丁寧に説明するでぇー。

隔勤は、100人で、50台のタクシー購入&維持費で良い。

夜勤は、100人で、100台のタクシー購入&維持費が必要。

隔勤は、一人50万の売り上げでも、1台あたり100万の売り上げになる。

夜勤は、一人50万の売り上げで、1台あたり50万の売り上げにしかならない、

ここまで丁寧に説明したら判ったやろ。

ほな、次な。

夜勤とは、

隔日勤務のタクシー会社で成績優秀な一部のドライバーか、

中小のタクシー会社で採用されてる勤務体制。

俗に言う、一人一車制が多い。

夜勤でも、一人一車制では無いタクシー会社もある。

昼勤務とペアで1台を使う、二人一車、になる場合も一部ある。

1日で、8時間から12時間の乗務が一般的。

約12時間の乗務中に、約1時間以上の休憩が義務付けられてるから、実労働は最大で約11時間となる。

月では、23乗務から26乗務、

俺みたいに、もっと少ない乗務日数の場合もある。

隔日勤務の方が会社の利益率が良いのに、何故に夜勤シフトを採用するのか?

そこ、気になるよね。

隔日勤務のタクシー会社で一部の人だけ夜勤が許されてるのは、特別扱いされて当然の売り上げ貢献をしてるから。

中小のタクシー会社が夜勤シフトを採用してるのは、大手と同じ条件では乗務員を集め難いから、より良い条件のシフトにして乗務員を集める為。

大手より良い条件を提示せんと中小には良い人材が集まらない、ってゆう切実な理由やな。

タクシー会社の利益を追求したら隔日勤務という選択肢は外せない訳やから、中小タクシー会社の涙ぐましい経営努力で夜勤シフトが実現してる訳やね。

では、隔勤と夜勤、どっちが良いの?

ムフフ、、やっぱ、ソコやろ、、

さぁ、準備運動は終わったから、本題に入るでぇ。

タクドラ予備軍は、覚悟して読みや、、、

隔日勤務の問題点

隔勤は、約21時間の乗務の中で、約3時間以上の休憩が義務付けられてる。

多くのタクシー会社はその義務を守るよう乗務員を適切に指導している筈で、その休憩が睡眠に当てられていれば何も問題はない。

、、問題ない筈が、や、、

隔日勤務でガッツリ稼ぎたいドライバーには、3時間の休憩義務がネックになる。

隔日勤務の某大手タクシー会社では、約21時間乗務やのに、1時間程度の休憩で帰庫しても何のお咎めも無い。

現実に、3時間の休憩義務が全く守られて無いタクシー会社がある訳や。

その休暇1時間のドライバーは、

21時間、、寝ずに、働いてるよな。

21時間もの間、寝ずに、運転したらどうなるか、、

↓ これ読んで、、

寝不足時の運転があまりにヤバい科学的根拠

最悪の場合、逮捕される可能性も
https://toyokeizai.net/articles/-/242506?page=3

なぁ、怖いやろ、

起床から17時間以上経過したら飲酒して無くても飲酒運転と同じレベルの酩酊状態になるんやで、、

そんな酩酊状態で、お客さんを乗せてる、、

そんな事実を知ったら、朝方にタクシー乗るのん怖くなるやろ、、

ええか、タクドラ予備軍、よー聞けよ。

1回の乗務で2日分の時間を働けても、

睡眠は2日分を寝貯める事が出来へんねん!

夜勤の俺でも12時間乗務が終わったら急激な睡魔に襲われる。

帰宅の電車の中がちょうど起床から17時間ぐらい。

まさに酩酊状態になってて居眠りは当たり前、やのに、

隔日勤務のドライバーは、そこからまだ、9時間も運転してんねんで、、

その行為、まともやと思うか?

大阪のタクシードライバーは皆知ってると思うけど、朝方フラついて走ってるタクシーは、隔日勤務の会社が圧倒的に多い。

なぁ、判ったか。

俺は、隔日勤務がアカンて言うてるんと違うねん。

正確な情報を手に入れて、

自分の性格と適正にあった勤務体系のタクシー会社を選んで欲しいんや。

いつでもどこでも直ぐに寝れて3時間の休憩時間を必ず守れる人は隔日勤務のタクシー会社で働いても安全運転が出来るから大丈夫!

いつでもどこでもは寝られへん人と義務付けられた休憩時間を守れん人は、隔日勤務のタクシー会社で働いたらアカンねん。

これからタクシードライバーになろうとする人は、自身の性格と睡眠の得手不得手を良く考えて、隔日勤務と夜勤を選びなはれ。

俺の言うてる事が間違ごうてると思う奴は、起床から17時間も寝ない状態から運転したらどうなるのかを自分の車かバイクで試してみい。

ほんで、、

その状態で、お客さんを乗せるのを想像してみい。

貴方がタクシードライバーを目指すなら、

俺から、お願いがある。

タクシードライバーは、

他人様の命を預かる仕事やという事を肝に命じておくれやす。

ホンマにもう、

これ何時間かかって書いとんねん、、俺、、

以上が、タクシー会社選びの、最重要ポイントや。

まだまだ、いろんな解説やりますでぇー。

KAZ

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